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Episode1-etc 天使轟臨 ~Angels Flying in the Supercell~

 前略 今日子ねぇねぇ

  やりました!

  私、テストに合格しました!!

  龍子姉様や今日子ねぇねぇのようなプロレスラーになるためのスタート地点に立てました!

  色んな事がありました。

  これからも色んな事があると思います。

  ここWARSは、故郷の次に居心地がいいかも・・・皆、いい人ばかりです。

  ちょっと暑苦しい人や堅苦しい人もいますけど、皆、龍子姉様を慕ってます。

  今日子ねぇねぇの団体に行かなかった事は、少し残念だったと思いますが後悔はしていません。

  だから、私が今日子ねぇねぇに挑戦するまで待っててね。

  凪。


 草々


――っと、これでいいかな。

 凪は、葉書一杯に文字を書き込んで、ふと溜息をつくと視線を感じて振り返ると石川がいた。

「ふにゃっ!? 涼美さん!?」
「ふふふ……こら凪ちゃん。石川さんか石川先輩でしょ? 龍子にケジメをつけろって言われなかった?」
 真後ろから覗き込んでいた石川と不意に目が合った凪は泡を食ってしまう。
 そんな凪に構うことなくマイペースに話しかける石川だったが、偶然に見つけたのではなく少し凪の事が心配で探していたのだ。
 なんだかんだといって、少し特殊な経緯でWARSにいる娘だったから。

「上原さんに合格の報告かしら?」
「は、はい。保護者代わりをしてくれてますし、何より尊敬する人ですから!」
 凪はにこやかに返事をする。その表情はまだまだ幼く可愛いものだった。

「そうね、いいことね。上原さんも心配してるもの。でも、凪ちゃんはメールとかしないの? 上原さんから携帯貰ってなかった?」
「あ、はい。貰ったんですけど、直接声を聞いちゃうと私泣いちゃうかもしれないし……なんて言うのかなぁ、正直どんな風に話したらいいのか思いつかなくって」
「それで葉書?」
「はい。限られたスペースに書かないといけないので、整理できるかなって」
 凪は照れくさそうに頭を掻きながら石川の問いに答える。

 そんな凪を見ていると石川は何気なくこんなことを言ってみる。

「凪ちゃん、おめでとう。よく頑張ったわね」
 そう言って、背後から優しく抱きしめると同時に頭を撫でてやった。
「え!?」
「上原さんの代わりは出来ないけれど、お祝いの言葉ぐらいは代わりに言ってあげる」

「う、うん……グスン」
 思わず涙ぐんでしまう凪。

「そして、WARSへようこそ。ここが凪ちゃんの新しい居場所よ」
 石川は耳元で囁いた。


 二人を見つめる影が一つ。


「ったく……涼美の奴、甘やかしすぎだぞ。他の連中に示しがつかないだろうに……」
 そんな言葉を呟く影は、ポニーテールを揺らしながら二人に背を向けて立ち去った。
 だが、振り向く際に頬が綻んでいたのは本人も気がついていなかった。

tag : レッスルエンジェルス サンダー龍子 石川涼美

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