スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Episode1 天使轟臨 ~Angels Flying in the Supercell~

(文:STR様提供)

◇◆◇ 0 ◇◆◇

Wrestle Angels PBeM

Episode1 天使轟臨 ~Angels Flying in the Supercell~

〔ストーリー〕

西暦20X1年3月……

空前の盛り上がりを見せる女子プロレス界。
全国的な人気を誇る巨大団体・【新日本女子プロレス】を筆頭に、
サンダー龍子率いる【WARS】、ビューティ市ヶ谷の【JWI】、
ブレード上原が支える【太平洋女子プロレス】、
新興ながら勢いのある【東京女子プロレス】などが覇を競い、他にも小規模団体が乱立している。

そんな混迷と動乱の時代……
若さと情熱に溢れ、恐れを知らぬ少女たちが、新たに四角いジャングルへ飛び込もうとしていた。
いずれマット界に訪れる巨大な嵐の存在を知る由もなく……

*-----------------------------
■WARS SIDE■

〔経営戦略フェイズ〕

◎新人テストの実施

*-----------------------------
◇◆◇ 1 ◇◆◇

【WARS】――
国内最強に挙げられるレスラーの一人《サンダー龍子》が率いる、武闘派プロレス団体である。
その盟主と同様、団体の特色は
――シンプルな闘いそのもの
であり、《石川 涼美》《柳生 美冬》らによって、リング上では熱い闘いが日々行なわれている。
最近は、【激闘龍】の面々やヒール軍団との絡みもあり、多彩なファイトスタイルが観られるようになってきているが、あくまでその芯にあるのは、根源的な闘い、そのものであるといえよう。……

さて今日は、都内の体育館を借り切って、新人入団テストが行なわれている。
果たしてこの中に、龍子らの後継者たりえるような少女がいるのであろうか?

「う~ん、今回はなかなかツブぞろいですね~」
体力テストの模様を眺めつつ、《永沢 舞》が嬉しげに言う。
「うんっ。イキがいい子がそろってるねっ」
《藤原 和美》もうなずく。
「ホラ、あの子なんか、すっごくネコっぽいですよ~」
「おおっ、確かに。ネコ科なみの瞬発力!!」
「えへへ、可愛いな~」
「うん、一緒に闘いたいねっ!」
(……なんかズレてるなぁ)
藤原と永沢の会話を耳にしつつ、《中江 里奈》は内心ボヤいた。
変わり者が多いのはプロレス界の常であるから、気にしても仕方はない。
里奈は華のあるレスラーとはいえぬが、それだけに質実であり、先輩レスラーたちからの信頼も厚い。
やる気ひとつで地方から上京、プロレス入りした経緯があるだけに、テスト生たちの心情も分かる。
出来れば全員合格にしたいくらいだが、そうもいかない。
「よーし、体力テストはここまで! 10分休憩後、次に行くよ!」
ほとんどのテスト生たちが、ぐったりとした様子でへたり込む。
それだけハードなテストだった訳だが、中にはピンピンしているツワモノもいる。
中でも目を引いたのは、長身の少女と、日に焼けた少女の2人である。

◇◆◇ 2 ◇◆◇

〈上原 凪〉――
《ブレード上原》の従妹にあたる少女である。
15の時に地元沖縄で舟遊びをしていて流され、衰弱状態で熊本県に流れ着いた。
そこで偶々、休暇を過ごしていたサンダー龍子に文字通り拾われる。
病院に連れて行こうとした龍子にフラフラになりながらも反抗したので、仕方無しに自宅で面倒を見ることにした龍子。
数日後回復した凪は恩返しに、龍子の雑用係を買って出る。
龍子の相方・《石川 涼美》にも可愛がられながらも数ヶ月を過ごしたある日……。
上原がWARSにスポット参戦してきた。
この時に、凪に捜索願が出されていると知らされた龍子たち。
従姉であるブレード上原が連れて帰ると申し出るが、凪は拒否。
しかし、このままでは恩人の龍子に迷惑が掛かると説得されて、渋々、上原に従うことになりそうになった所、龍子が本気でプロレスをしたいのなら面倒を見てやると言い出す。
上原は凪を沖縄に帰したかったのだが、本人はこの世界に入りたいと望む。
上原は龍子に従妹を頼むと頭を下げて頼み、結果、凪はWARS入団を目指してテストを受けるに至った。……

(……流石に、やるな)
体育館のバルコニーから体力テストの様子を眺めつつ、龍子は思った。
凪は体力テストを楽々とこなし、疲れたそぶりも見せていない。
「やっぱり、心配みたいね~~?」
横で微笑む相棒の《石川 涼美》。
「そりゃね。……」
上原の親戚にして龍子の直弟子――となれば、それだけでマスコミ的にはいい素材であろう。
だが、実力が伴わなければ、客寄せパンダに終わってしまう。
「でも、良かったわ~。凪ちゃん、運動神経は京子さん譲りかしら?」
「……従姉妹同士で譲りも何もないだろう」

(強くなれよ)
強さだけでは、プロレスは出来ない。
だが強くなければ――
(レスラーとして、リングに立つ資格はない)
少なくとも、このWARSのリングには。……



体力テストでは上々の結果を出した凪であったが、自己アピールではいまいち不発。
借金ネタはちょっと生々しかったかも知れない。
(ま、なんくるないさ!)
まだスパーリングが残っている。
そこで結果を残せば、文句はないだろう。

彼女とスパーリングで相対したのは、
〈武神 玲蘭〉(たけがみ・あきら)
である。
かなりの長身であり、がっちりした体躯は、龍子を連想させる。
(そう言えば、熊本生まれとか言ってたなぁ)
さっきの自己アピールタイムでの話を思い出す。
(見てて下さいねっ、龍子姉様っ!)
気合と共に、凪は突き進んだ……

「……がふっ!」
みぞおちに入った強烈な回し蹴りの一撃。
そのまま、立ち上がれない。
「そこまでっ」
レフェリー役の中江里奈が割って入る。
「……ありがとうございました」
礼儀正しく一礼し、リングを降りる玲蘭。
「ぐ……っ、く……」
悔しさに顔をしかめつつ、やっと立ち上がる凪。
(強い……っ)
悔しさを押し殺し、凪も一礼してリングを降りた。……



「あ~……残念だったわね~、凪ちゃん」
「……無理もないな。相手は“肥後の虎”だ」
「え、知ってるの?」
「まぁな……」
玲蘭は、龍子の遠縁に当たる。
若くして空手・柔道に通じる逸材だと聞いていた。
卒業するまでには一度会ってみたい……と思っていたが、喧嘩沙汰で停学になったと聞き、ますます関心が湧いていた。
そんなところへ、彼女の方からテストを受けに来たのだ。
「……あたしと同類ってことか」
「え?」
「いや、別に」

◇◆◇ 3 ◇◆◇

そして、合格者が発表され……

〈上原 凪〉
〈武神 玲蘭〉
の両者は、合格を果たした。

「ふいぃ~~……」
流石に安堵する凪。
「…………」
感情を表に出さず、わずかにうなずくのみの玲蘭。
「これからは、仲間だねっ。よろしくっ!」
と凪は玲蘭に握手を求める。
「……あぁ」
そっけなく答えながらも、握り返す玲蘭。
龍子と縁深いこの2人が、いかなる闘いを見せられるのか……
それは、これからの彼女たちにかかっている。

コメントの投稿

非公開コメント

まったりとプレイ中・・・ではない
Web 恋姫†無想 張遼を育成中!
興行日程
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィールなのか?

上原 柊

Author:上原 柊
画像は、玉倉かほ様の了承を得て貼らせて頂いております。

胡蝶の夢

誰も読んでないと思うけど、恋姫話は現在↑のところで書いてます。無謀もいいとこですが、、まあいけるとこまで行くぜって感じで。

FC2カウンター
なにかあれば、コチラ
拍手する
検定
なんとなくやってみた。頑張った。
最新記事
最新コメント
リンク
なにわんGP楽しかったですねー
なにわんGP応援中!
ζ'ヮ')ζ<よみますよぉー
『4ページマンガ最前線』 | 最前線
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。