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第六戦:ジャーマンをねらえ! 果てし無き、流れのはてに…

※第五試合は別会場でにて開催、結果はこちら⇒

「今試合でようやく六試合を消化するに至りました永原十番勝負。伊達先輩の同情票を獲得した以外は目立ったところがない永原選手。後半戦初戦となる今日の試合をどう乗り切るのか? 過度の期待を持たずに実況を進めていこうと思っています富沢レイです」
「あら? 同じ仲間なのに冷たいのですのね? 富沢さん」
「いや、別にそういうつもりじゃないんですよ。お約束というかそういうのです。ゲストから突っ込みを入れられるのは久しぶりのような気がします。では、本日のゲスト解説者の紹介です。アマノカズミさんです。よろしくお願いします」
「はい。こちらこそお願いします」

「では、今日は参戦されたタカヤノリコ選手についてお伺いしたいのですが? どのような選手ですか?」
「そうね。ノリ……いえ、タカヤさんは運動能力は素晴らしいものを持っています。ただ、同時に2つ以上のことが考えられない不器用さも持っています」
「そうですか……あの、よかったら普通に話してもらって大丈夫ですよ。ウチの主催者はカタイのが嫌いですから」
「そう。なら、お言葉に甘えさせてもらうわ」
「はい、ありがとうございます。では、挑戦者の永原選手と似たようなところがあるのでいい勝負になるとイイデスネ」
「いえ、いい勝負ではなく沖女代表として勝ってもらいたいわ。それと、最後の方が棒読みですが、どうかしまして?」
「いやまあ、またキャラが被ってるなあと思っただけです。それではリング上にカメラを戻してみましょう。既に両者はリングインを済ませて睨み合ってますね~」


「私、タカヤノリコ。永原さん、今日はいい試合しましょうね」

「素晴らしい!! タカヤ選手、握手を求めております。永原選手は少し戸惑いを見せながらもゆっくりと手を差し出し――」

「私は、永原ちづる。こちらこそ、ヨロシクね――とでも言うとでも思った? そんな訳ないでしょ! ばーか、ばーか、ぺっ!!」
「きゃっ!!」

「な、な、なんと、永原、ここにきてヒールターン? Gammaさんムーヴを繰り出してきたーーー!! 握手をすると見せかけて、いきなりソバット、低空ドロップキックへの連続攻撃ぃぃぃ!!」
「コメントに困るわね。まるでカシハラさんのような攻撃ね」

「永原大暴走!! ラッシュラッシュ!! 普段使わない打撃を織り交ぜての怒涛の攻撃!! あーーーーっ!! そしてぇ! なんとなんと、ジャスティス越後の竹刀を持ち出しての凶器攻撃!! 初白星目指してのプライドを捨てた攻撃ぃぃぃ!!」

「駄目ね……」

「はい? アマノさん、何が駄目なんですか? タカヤ選手の防御が何か?」
「いえ、そうではありません。永原選手というのはいつもあのスタイルなのですか?」
「まあ、あの無駄に大きいおっぱいは標準装備ですが……」
「そういうことではないわ、ファイトスタイルの事よ」
「ああ、なるほど。いえ、普段は馬鹿正直にタックルからのジャーマン狙いですね。それが何か?」
「なら、あの子負けるわよ。普段していることをどんな時でも貫き通す事が何事においても重要なことよ」


「第五試合の記憶はないし、それまでも勝ってないし、今日はどんな事をしても絶対に勝つ!! くらえ!!」

「いったー!! フラついているタカヤにむけて、永原渾身のハイキックゥゥゥ!!」

「今だ!!」
ニヤリと永原が不敵な笑みを浮かべていた。

「タカヤ、ふらつきながらもハイキックをかいくぐり――」
「ノリコ!! 駄目ぇ!!」
「これは大ダメージだ。解説のアマノさんの沈痛な叫びも空しく、永原の渾身のハイキックが撒餌だったと気づいた時は既に遅く、必殺の裏拳がタカヤの側頭部を打ち抜いた!!本当に今日の永原は異常なまでの勝利への執着心をみせています。普段は殆ど見せない打撃中心のKO狙い……違和感を感じます」

「よっしゃー!! 今日はまともな勝負になったし、内容は兎も角、勝ちは勝ちだかんね」

「しかし、当の永原はリング上で大喜び!! タカヤに対して、ダウンカウントが数えられていきます。ルールなど決めていなかったのでとりあえず10カウントにしましょう」
「ノリコ……立って……」
「アマノさんの願いが届くといいのですが、曲がりなりにも永原選手はプロレスラーです。その攻撃を虚をつかれてまともに喰らっては流石に厳しいと思いま――きゃんっ!!」

馬ぁ鹿ぁ者ぉぉーーー!!(若本規夫ヴォイス)」
「ちょっとぉ!! 何するの――うきょ!!」
「コーチ!!」
「おお、アマノか? タカヤは何故立たん?」
「……もう、あの子には無理です」
「タカヤ本人がそういったのか?」
「いえ、そうではありませんが……」
「なら問題はない。タカヤ!! もう諦めてしまうのか!? お前の背負っているものはその程度のものか!!」


「なにー? あのオジサン?」
「……」

「よく聞け、タカヤ!! 誰にでもミスはある、だがどんなミスでも諦めさえしなければ取り返せるのだ。『覆水本に返らず』というがこぼれた水はまた汲めばいい」


「凄いねあの人、マイクなしで会場に行き渡る声量って凄すぎるよね。でも、どれだけ叫んでも無理だって、起き上がれる訳ないじゃん」
「……コ、コーチ?」
「う、うそ?」
「タカヤ選手立ち上がりました!! 信じられません!! 永原呆然!!」


「タカヤ!! ……ごふっ」
「コーチ!! まさか……」

「実況そっちのけで、小劇場とは恐るべし!! そしてお約束の吐血!! この人は宇宙放射線病なのです!! どんな病気かは、ググってね!!」

「ええい!! 放せ、アマノ!! 俺は……俺には……まだ、言わねばならんことがある!!」
「コーチ……」
「タカヤ!! お前とアマノの一人一人は小さな火かもしれん。しかし、その小さな火も二つ合わされば炎となる。炎となったお前達は無敵だ!! ぐふっ……そ、それをこの会場の観客達に見せてやれ!!」


「「はい! コーチ!!」」


「タカヤが呆然と立ち尽くす永原に猛然と反撃開始!! ドロップキックの連発!! 1発2発3発……怒涛の10連発!! それでもなお倒れない永原をロープに振って帰ってきたところに,
ジャンピングネックブリーカァァァ!! すぐさま起き上がった永原に延髄斬りぃ!! 永原、これは堪らない!! コーナーにもたれかかる様に崩れ落ちるぅぅ!!」

「お姉様、いくわ!!」
「よくってよ」

「「はああぁぁ!!」」

「タカヤ、コーナーに駆け上がる! 解説のアマノさんも飛び出してタカヤの対角のコーナーへこれまた駆け上がる!! 永原ピィーーーンチ!!」


「「W」」

「「イィナァヅゥマァ」」

「「キィーーーーーーーーック!!」」


「決まったーーーー!! 改造トカレフの二丁拳銃が炸裂ぅぅぅぅ!! タカヤがそのままカバーに入る。そして、無常にも3カウント!! 永原ちづる、まさか、まさかのガチンコプロレスでの敗北だ!! これは解説のアマノさんが心配していた通りの結末になってしまったぁぁ」



「くっそぉー!! 何で勝てなんだよぉ……」
「待てぇぇい!! 永原とか言ったな?」
「……何ですか?」
「貴様に言っておきたい事があるが……その前に、今日の試合負けて悔しいか?」
「当たり前ですよ!! 自分の土俵の上で負けたんですよ悔しいに決まってるじゃないですか!!」
「ならば良し!!」
「良くなんてないですよ!!」
「いいか、よく聞け永原。確かにお前には才能がない。それは努力の部分がすっぽり抜けているからだ。しかし、お前には、ジャーマンがある。だから、そこ(リング)にいるのだろう。自分を磨け! 他を頼るな! 全身で感じ、頭で考え、心で判断しろ! お前ならできる!! そして宇宙一のジャーマン使いになってみろ!!」
「……」
「今回の敗戦は、タカヤに一日の長があっただけだ。努力と根性を見せてみろ! 貴様の団体の社長もそれを望んでいる」
「……社長が? それって、どういう――」

「タカヤ!! アマノ!! 帰るぞ!!」
「「はい! コーチ!!」」


第六戦
×永原ちづる(改造トカレフ二丁拳銃⇒体固め)タカヤ・ノリコ○

「えー、会場にいらっしゃる皆様~。次回第七戦は別会場(こちら⇒)となっておりますので、お間違いなきようにお願い致します。実況本部からの連絡でした」

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